1930年の創立以来、岡山県を営業基盤に徹底した自主健全経営と地域密着型の総合金融サービスを展開している株式会社中国銀行様。「ちゅうぎん」の愛称で親しまれ、現在では国内外に全161の支店を持つ(2021年1月現在)。「地域とともに発展する」という理念を掲げ、顧客のニーズに合わせた価値ある商品・サービスの提供、豊かな未来の共創に向けた取り組みを行っている。
普段はどのような業務をされているのですか?
K様:現在は営業統括部のライフプランサポートグループに所属しています。お客様一人ひとりのライフサイクルに応じて、最適な商品をご提案するのが主な業務です。その中で私は、個人ローン全体の販売推進を目的とした、目標管理的な業務を担当しています。
N様:私も主に個人ローンを扱っていますが、中でもマイカーローン、教育ローン、カードローンなどの販売推進を行っています。
Web広告を始めてどのくらいになりますか?
K様:アクターさんとは2016年からのお付き合いですが、その当時、私は個人ローンのWeb広告を担当していました。弊社の場合、個人ローンの中でも住宅ローンは主に行員の営業活動で顧客を獲得するのですが、それ以外のマイカーローンやカードローンに関しては、Web広告やテレビ広告といったものからお客様をうまく誘導してきて、自然に申し込みを増やすという仕組みにしています。
N様:会社としてこの仕組みを強化し始めたのが、ちょうどアクターさんとの取引を開始した5、6年前。お客様が自分でネットや店頭のリーフレットなどを見て、自ら申し込んでいただくような仕組みで販促していこうということで、Web広告の展開に注力することにしたのです。
アクター株式会社を知った経緯を教えてください。
K様:元々は別の広告代理店にWeb広告をお任せしていたのですが、打った広告に対する現状報告や検証が全く無くて。毎月稼働される広告についての分析レポート等も上がってこなかったんです。そのため、実際にどういう広告を打っているのか、そしてどういう結果が出ているのかを把握できていませんでした。ただ、当時は私自身、Web広告に関する知識がなかったのでそれが当たり前だと思っていたのです。広告は効果の検証が難しいですし、Web広告もそういうものなのだと。
しかしながら、他の銀行の方と話をしていた時に「うちはちゃんと毎月報告してもらっていますよ」という話を聞いて。それで、他社を検討してみることにしたのです。検討を進める中で、「ちょっと話だけでも聞いてみて」と紹介されたのがアクターさん。そこで初めてお会いしました。
アクター株式会社に仕事を依頼しようと思った決め手は何ですか?
K様:アクターさんと話をしてみて、直観的に「何か面白いことをしてくれそうだな」と感じました。Web広告の世界で大切なのは、好奇心や感性、そしてセンスだと思っています。アクターさんと話をする中で、「面白い感性だな、良い仕事をしてくれそうだな」という感覚があって。そこに期待したところが大きいですね。アクターさんの魅力が一番のポイントになりました。
僕の話って雑談やジョークが多いんですけど、それによって相手の反応を図っているところがあって。アクターさんは、僕の投げるジョークをちゃんと返してくれるのも高ポイントです(笑)。
具体的な取引内容について教えてください。
N様:個人ローンのWeb広告全般を依頼しています。中国銀行のカードローン「コレカ」と「おまとめフリーローン」の2つをメインに、マイカーローンや住宅ローンなど様々な商品でお世話になっています。各種ディスプレイ広告やリスティング広告のほかにも、私たちとは別の担当者でホームページや動画制作もお任せしています。アクターさんは動画制作のクオリティも高いと思います。
K様:最初に制作してもらったのがカードローン「コレカ」のディスプレイ広告とリスティング広告。そのあとに「おまとめフリーローン」と「クレジットカード DREAMe」のWeb広告を制作してもらいました。
N様:こちらから広告制作を発注するだけではなく、アクターさんから広告の提案やアイデアをいただく時もあります。大まかな情報やプランを伝えても、こちらの想いを汲んだ的確なレスポンスを返してくれます。新しい提案も随時いただいていますし、何かと頼れる存在ですね。雑談の中からパッと良いアイデアが浮かぶこともあります。
取引をしてみて、どのような効果が得られましたか?
N様:一番結果につながっているのが「おまとめフリーローン」のWeb広告ですかね。以前は月に20件程度の申し込みだったのが、アクターさんに依頼してから約1年で月200件と10倍に増えました。数字としては右肩上がりといえる結果です。
K様:もちろん、広告量も増やしているので費用対効果は一概に計りにくいところはあります。単純に申し込み件数だけなら10倍ですが、広告の投下量も3倍ぐらいにはなっているはずです。カードローンは効果の測定が難しいところがありますが、それでも結果としては大きいです。もしアクターさんにお願いしていなかったら、少なくとも僕自身のWeb広告の知識はここまで増えていなかったと思いますし、お任せしてよかったなと満足しています。
どのようなところにWeb広告の難しさを感じていますか?
N様:数字としての結果も大切ですが、銀行のカードローンのWeb広告はたくさん見てもらえばいいというものでもなく、どんな広告が良いのか、という正解を出すのが難しい世界です。
K様:そもそも正解があるのかとさえ思うときもあります。だからこそ一緒にやってくれる人の魅力が信頼になるんです。一緒に答えを見つけていくのは、アクターさんとだったらできるのかなと。
アクター株式会社と他社との違いはなんでしょうか?
K様:大手広告代理店のWeb広告は、パッケージを売ってくれるイメージ。それに対してアクターさんは一緒に作り上げていくスタイル。それが非常によかったですね。例えるなら、他の会社が「この料理を食べてください」と言うとします。それに対してアクターさんは、「この料理を一緒に作りましょう」と言ってくれる。一緒に作るからこそ作り方や素材がわかるし、ポイントを押さえた上で仕事を進められます。さらにゼロから一緒にやってくれるので、私自身もWeb広告に関する知識を身につけられます。対応がきめ細かいといいますか、今風に言うと「寄り添った対応」をしてくれるんです。
N様:何でも聞きやすいのもアクターさんの魅力ですね。Web広告に関しては分からないことだらけですが、どんな質問にも丁寧に答えてくれます。説明の途中で理解できない点があっても、ちゃんと理解できるように立ち止まって教えてくれます。
普段のやり取りの中で魅力を感じるところは?
K様:レスポンスが早くて、対応力も抜群です。こちらが依頼したことに対してすぐ答えてくださるので助かります。デザインの仕上がりも早くて、「ちょっと遅いな」と思うことはほぼないんじゃないかな。私はスピードを要求するタイプなんですが、そこのストレスがないですね。
ともかく一緒に仕事をしていて楽しいですよ。今ではアクターさんとはツーカーの間柄ですが、スタッフの皆さんも楽しい方ばかり。とても優秀で助かっています。
今後ご相談したいことはありますか?
N様:今はコロナ禍によって数字に影響がでているので、その課題解決でしょうか。今までと同じやり方では変わらないと思うので、何か革新的なことをしていく必要性を感じます。一緒に考えてもらえるとうれしいですが、いろんな話を共有するだけでもいいと思うんです。銀行の中にいると考えが凝り固まってしまうところがあるので、Web広告のプロとしての意見はもちろん、消費者目線の意見が聞けるのもこちらとしてはありがたいですね。
アクターさんとは結構頻繁にやりとりをしていて、提案やレポートは随時いただいています。レポートにまとめている以上の知識やデータをお持ちなので、いろいろな角度から質問をしても、その都度情報を提示していただけます。全体の定例ミーティングに加えて、今動かしている広告ごとの打ち合わせも行っているので、おそらく週1回のペースでやりとりしているんじゃないでしょうか。
中国銀行様にとってアクター株式会社はどのような存在ですか?
N様:頼れるビジネスパートナーであるのは確かですが、一言でいうと同僚、チームメイト。カードローンの成約件数を伸ばすためにいろんなことを考えていますが、それを共に考えてくれて、チームメイトとして同じ目標に向かっているという感覚です。
K様:ラグビー日本代表と一緒で「ワンチーム」ですね。正直いって別会社という感覚がないぐらい近い存在。良い関係性が築けていると思います。